建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
パーライトボード
パーライトという語は聞いたことがあると思います。
園芸では土壌改良材などに利用します。
コンクリートでは重量を軽くするために砂の代わりに利用し軽量コンクリートという商品があります。
ところがパーライトボードとなると、聞いたことがあるような無いような…はっきりとしません。
それは、パーライトだけ使った板状のものが無かったからで、建材などはそれに近い製品はありましたが、パーライト100%では無かったのです。




千葉県市原市にプレス板金加工業を主業種とする面白い会社があります。 (株)三和製作所といいますが、ここの社長がアイディアマンで様々な製品開発を行っています。 この会社がこのパーライトボードを独自に開発しました。この会社が特許を持っています。
http://www.sanwa-3355.co.jp/index.html

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ただこの三和製作所は、これまで建材を取り扱ったことが無く、どのように商品化し販売していくかの具体的な戦略がなく困ってしまったようです。
そこで、その販売ノウハウや販路開発、建材としての実用性などの診断、助言を(財)千葉県産業振興センターという中小企業の経営革新等の支援をする千葉県商工部の外郭団体に依頼しました。
私はそこの登録専門家(建築)でもあるので、建材の実用性について診断・助言をすることになったわけです。
http://www.ccjc-net.or.jp/index.php
今回の支援は、組織体制見直しや販売戦略においては中小企業診断士の2人の先生が派遣され、私は主に建築用途に関する診断助言を任されました。
昨年11月から月1,2回のサポートをしてきました。
今年度も同様のサポートの依頼を受け、実用に向け試験的な採用検討などを考えています。


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さて、そのパーライトボードの特徴ですが、 軽量、吸音、耐火性などがあるり、ポテンシャルが高い材料です。
現在、建材化に向けて、吸音ボード、不燃耐火ボード、緑化基盤などに利用できるよう実証段階にきています。
不燃材として国交省認定は取得済みで、耐火間仕切り壁(1時間)の認定も間近まで来ています。
現時点での私見として建築の外装材、内装材に今後需要が見込めると考えています。
私は、特に内装の吸音材しての利用を検討したと考えています。 吸音効果はとてもよく、不燃、消臭、調湿の機能も付加されます。寝室や病室などの居室やピアノなど演奏する音楽室、もちろん事務室やホールなどに効果的に利用できると期待しています。
無機質の材料ですから、化学物質過敏の対策にもとても優れていると思います。
自然界に廃棄しても環境的に無害です。水質改善の高性能フィルターとしても実用化が図られています。

http://www.sanwa-3355.co.jp/parlightboad-merit.html

もし、ご興味のある方は、製造元の(株)三和製作所に直接お問い合わせ下さい。
私ども事務所にご質問等いただいてもOKです。
もう少し具体的なレポートを機会をみて入れていきたいと思います。

ーダーメイドの住まいをあなたに
by takezo!  http://www.atelier24.jp


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パーライト(perlite)とは? パーライトは、日本語で真珠岩ともいい、天然のガラス状のもので火山岩の一種です。 この真珠岩と化学成分、組成が似たものが黒曜石、松脂岩があり、これら3種を「未発泡パーライト」と言います。 これらの原石を粉砕して、800℃~1,000℃に加熱すると発泡して数倍に膨れ上がり、粒状または粉状になり、この発泡した状態を「発泡パーライト」あるいは「パーライト」と呼びます。
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