建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
道の駅01



先日、九十九里方面に所用があり、車で移動中に国道296号沿いにある多古町(たこまち…千葉県北東部位置する)の道の駅でトイレ休憩した。

この駅は2度目の利用である。 私は車が好きでドライブにもよく出掛ける。道の駅はもちろんよく利用する施設である。
ロケーションが良い駅、建築が良くできている駅、土産や飲食コーナーが充実している駅など考えてみれば多種多様で面白い。
建築的なブログを発信している手前、これからはこの道の駅についてもコメントしていこうと思う。

道の駅は設置・運営主体をその市町村が行っている。
道の駅とは何かと言うと、管轄(?)する国土交通省道路局では、「道路利用者のための休憩機能、道路利用者や地域の人々のための情報発信機能、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する地域の連携機能の3つの機能を併せ持つもの」と、定めているようだ。
早い話が一種のドライブインであり、設置・運営を民間ではなく、公共団体がおこなっているものである。全国で858もの駅が現在ある。
道の駅の整備事業は、昨今話題になっている「道路整備特別会計」がメインになるようである。
http://www.mlit.go.jp/road/station/road-station_sys.html
まぁ、この辺はあまり突っ込まず、これだけの施設ができてしまったのだから、我々国民としては無駄にならないよう(?)使い倒そうではありませんか!(苦笑)

で、今回は多古町の道の駅・多古あじさい館。
前回利用したのは確か4年前。栗山川という美し川の畔にあり、建築とランドスケープがうまく融合されていて、かなりの秀作だと感じた。特に栗山川土手との係わり方にとても好感を持った。
ただ、もう少しこの土手面と施設が直接繋がっていれば、さらに一体感が増して良かったのではないかとの感想を持った。
今回も全く同様に感じたので、設計者が誰なのかネット検索すると、著名な建築家である團紀彦さんだと分かった。
私ごときが批評するのはおこがましいのであるが、今回利用して改めて風車や水車、水盤などの機能や要素が多すぎたように感じられる。もっとも、風車や水車は町側の要望だったかもしれないが…
道の駅として、栗山川との親水空間のシンボルとして、特産農産物の販売拠点として、かなりの費用対効果をあげているように見えるだけに、少し残念に思った。

初夏には1万株の紫陽花がこの栗山川の両土手沿いを彩るという。雨のドライブと洒落て紫陽花を見に行くのもいいかもしれない。

道の駅 多古あじさい館
http://www.michinoeki-tako.com/index.html   http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/road/eki/station/chiba_tako/index.html



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超高層マンションの解体費用は誰が負担するのか?



前回は超高層マンションが永住に向いているかどうかをメリット、デメリットに分けて考えてみた。
今回はこの超高層マンションが耐用年数を過ぎた後にどうなるのか思うことを述べたい。

超高層ビルとは、建築基準法上では高さ60mを超える建築物をいい、一般的には100mを超す高さのビルで、最近のマンションの場合では概ね20階建て以上を指すようである。
この高層ビルは、適切なメンテナンスを行えば100年以上の耐久性もあるといわれている。
現にアメリカで建設が始まった1900年初頭の高層ビルは、そのほとんどが現存している(※1)。

そのためなのか、マンション販売者も建設会社も建物の寿命について明確に回答しているところはない。
解体することは、技術的に可能であると考えられているが、その費用や工事期間、周辺や環境に与える負荷はほとんど分からないのが実情である。
しかしながら、形あるものは必ず寿命がある。まして、地震が頻繁にあり、高温多湿な日本の風土では、欧米の建物と同じように考えるわけにはいかない。


超高層マンションに永住できるか?



近年都心部で大量供給されている超高層マンション。
都心回帰の流行からと、企業のリストラによる保有地の大量放出も手伝い、デベロッパーは次々に開発してきた。
千葉市でも43階建ての物件が建設中である。
さて、はたしてこの日本でこの集住スタイルは妥当な選択なのだろうか?

まず永住した場合のメリット考えてみる。

①眺望の良さ・・・
やはり一番の特徴は非日常的な眺望であろう!
超高層部分から眺める富士山や夜景などやはり格別だから…

②都市中心部に住まいを持てるステータスと便利さ ・・・
ステータスは別として、便利さはとても魅力がある。車を使わずにショッピングに行き、映画を見て…酔って帰るときも徒歩で帰れるかも…(笑

③セキュリティーとプライバシーの良さ、静かであること・・・
確かに入り口には管理人が常駐し、簡単にエレベーターに乗れなければ安心である。外部からの侵入もスパイーダーマンくらいしかできないであろうし…

④20階以上の分譲住宅「超高層住戸」の中古販売価格が下がりにくい ・・・
これは不動産取引上の統計データがある。しかし、希少価値である要因が大きく、今後さらに「超高層住戸」が供給されることから、現状を維持できるかは不明である。永住目的ではあまり関係ない要素である。

⑤構造がしっかりしていて地震に強く安心
免震や制震などの新技術があるが、まだ分からないことが多すぎる。デベロッパーの営業は耐震性を売りにしているようだが、最近は必ずしも他の建築物と比較して特別に優位な状況にあるとは思えない。そのわけは下記を参照されたい。
千葉港のキリンとラクダ
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昨日、昼休みを利用して千葉港で弁当を食べた。

春らしい気持ちの良い日で、水面からきらきらと暖かな光が反射しボケーっとするには最適な時間だった。
さしずめキリンもラクダも昼休み…(笑)

通称材木埠頭と呼ばれる出州埠頭には、鋼材が膨大に横たわっていた。
これまでは輸入丸太が山積みされていたところである。
2年ほど前には中国需要とかで急激に高騰したことが思い出される。

荷札を見ると中国産である!!何だよ中国でも余っているのか?
建材高騰の影にやっぱり商社ありか?
そう言えば、最近いろいろな建材が値上がりし始めている。
これも中国特需による買い占め?

いつものことながら、消費者にとって非常に迷惑な話である
 

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ガンバレ!銚子…



4年ぶりに銚子を訪れた。
この銚子は街並みに余裕があって、港町の雰囲気も感じられ、私の好きな街である。
銚子に縁もゆかりも無いが…苦笑

JR駅周辺から銚子港あたりの中心部はあまり変わっていないように感じた。
土曜日であったが、駅前は閑散としていた。港の方が観光客などが多く、少しは賑わいを感じられた。
もちろん、多くの地方都市が抱える不景気の煽りはこの街も同様であろう。
少子高齢化による人口の減少と産業構造の変化、都市と地方の格差などの影響により商店街が衰退しているようだ。
銚子は、漁業や水産加工業、醤油醸造などの産業がある。そして海を主体とした観光にも恵まれてきた。他の特徴があまりない多くの地方と比べれば、とても恵まれている方だと思える。それだけにこの町がこのまま衰退していくようであれば、何もない地方はお手上げになるだろう。
是非とも活力を取り戻し、銚子ブランドを打ち立てて欲しいと願う。

さて、いま銚子の街で一番心配なのは、銚子電鉄ではなかろうか。
JR銚子駅から東へ向かい、銚子半島を半周して終点の外川(とかわ)駅までを結ぶ全線で6.4kmととても短い私鉄ローカル線である。
昨年、国土交通省から改善命令を出されたが、長い間の赤字経営と前社長の個人的な横領により資金難に陥り、老朽化した鉄道設備の改善ができず、存続が危ぶまれた。
この存続危機に、各地から支援の輪が広がり、名物である「濡れせんべい」などが相当数売れることとなり、当面の危機は回避できた。 しかし、鉄道事業自体の採算が合うわけでもなく、加えて自治体や国からの補助金がなくなるなど困難が増すばかりで、危機が解消したわけではないようだ。社員がローカル鉄道維持の難しさをネット上で赤裸々に訴えているので、その状況はとてもよく分かる。

これからも銚子電鉄は走り続けます!http://chodenshop.com/greeting.htm 銚子電鉄サポーターズ http://love.ap.teacup.com/cdksientai/

私もその日は、JR銚子駅から犬吠までの往復乗車をしてみた。
車掌さんが
車両を利用して宅配便を運んでいた…犬吠の駅から依頼された宅配便を車内に積み込み、観音という駅で女性の駅員が手伝って下ろしていた…多少の時間の遅れなど誰も気にしていなし、その必要もない。のどかな時間を感じることができた。
あなたも、濡れセン片手に春のキャベツ畑を走る銚子電鉄に乗ってみては如何であろう。