建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
トイレセミナーに参加して
TOTOの千葉ショールームで開催された「パブリックユニバーサルデザイントイレセミナー」に参加してきた。
会場が近場だったし、このセミナーが、私の所属するJIAの「CPD制度」という継続能力開発の実績を認定証明するシステムの対象となっていたこともあり、かなり忙し中だったが時間を割いての参加になった。


多目的トイレ
大便器、オストメイト対応トイレ、洗面器、操作設備、手すりなどデザイン良く、かつコンパクトにまとめられている。2m×2mの面積で設置可能なシステムが秀逸。


セミナーは、バリアフリー新法の概要説明から多目的トイレの説明、そして水場廻り動作映像から考える配慮のポイントなど。
そして最後に多目的トイレの新開発商品の説明。

私自身、しばらく公共施設などにおけるトイレの計画に携わっていなかっただけに、ユニバーサルデザインの必要性と普及について改めて認識するのに丁度良かった。

一つ気が付いたことだが、セミナーで見せてももらった多目的トイレの利用者動作映像をショールームなどでも気軽に見られる様にして欲しいと感じた。
それには、足の不自由な人や車いす利用の人、目の不自由な方、オストメイトの方、幼児連れお母さんなど、モデルに演技してもらった映像でいいからショールームになどに来た一般の消費者に見てもらうことだ。それによって多目的トイレの必要性と利用方法を認知することに役立つと考えた次第。TOTOさん、一つよろしくお願いします!

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紙巻き器、手すり、リモコン操作パネルのデザイン。
JIS規格に沿った配置となっていて、認知性、操作性に優れた設備である。右側の紺色のボタンは「便器洗浄」、左端のオレンジの△ボタンは「非常呼び出し」。目の不自由な人にも、全国共通であれば認識しやすい。


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これまでの一般器具によるものと比べても、優れたデザインのオストメイト対応トイレキット
節水機能も追求されている。ただし、オストメイトの参加者の方々から器機の高さなどに不安を感じた模様。やはりユニバーサルデザインとなると難しい…


今回のセミナーで、もう一つ再認識したことが、節水についてだった。
この節水技術についてはINAXでも、同様にもの凄い進歩を見せている。
セミナーでの説明は、パブリック用のトイレだったが、家庭用のトイレも性能的にはほぼ同じである。

ちなみに、アンケートをとると、家庭内で水を一番使うのは「風呂」や「洗濯」と答える方が多いようだ。ところが、平均的データ(※1)をみると、「トイレ」28%、「風呂」24%、「炊事」23%、「洗濯」17%である。

これまでの平均的な腰掛け大便器(10年くらい前のタイプ)では、1回の水量は概ね13Lくらいと言われている。
ところが、最近の節水型は6Lの商品が多くラインナップされている。

試算条件にもよるが、旧来型13Lモデルと比べれば、60%くらい節水でき、水道料金もざっくり考えて年間12,000円くらい安くなり、さらに省エネにも寄与できる。

新しい商品は、器機自体もコンパクトで、設置スペースも小さくて済む。更に汚れ落ちも良く、掃除が楽なものが増えた。
バリアフリーにも適応できるモデルが多数ある。
新築の設計では、もちろんこのような優れた器機を選択することになるが、既存住宅の場合でも水場廻りなどのリフォームをお考えの方には是非ともお勧めしたい提案事例である。


※1 2002年の東京都水道局の調査による
※2 INAXの試算条件より
     4人家族(男性2人、女性2人)で、大1回/人・日、小3回/人・日使用した
       場合。上下水道料金265円/ m3 [税込](省エネ・防犯情報提供事業
    研究会によるガイドライン引用)で計算。


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気が重い建築工事費の調整
現在実施設計がほぼ終わり、工事費の調整している物件がある。
木造2階建て、延床面積約150㎡、千葉市内の完全分離型の二世帯住宅。
お盆休み前に、確認申請も決済され、工事見積も2社からあがってきていた。

ちなみに、私の事務所ではいつも通り、3社での見積あわせを実施した。
ところがお施主さんの勤め先から紹介された地場ハウスメーカーが、提出日にギブアップ!それも期限を過ぎても音沙汰無いのでこちらから電話すると、間に合わないので降ります、との返事。今更そりゃ無いでしょう!?
…あまりにも情けない対応に呆れてしまった…(苦笑


そして現在、その見積の最終調整中というわけ。




私は、この工事費の調整が苦手である。本音を言えば嫌いである。
何回経験しても、こちらの思惑通りにまとまらない。
近年工事費の内訳が大きく変化し、 特にこの2,3年の間では、これまでのデータや経験値が全く使えない場合が多々あり、大抵の設計事務所が四苦八苦している状況だと思う。
材料費や運搬諸経費の高騰が大きな要因であることは分かっているのだが…。

さて、今回のこの物件では、A社とB社との比較になったわけだけど、B社の提示金額の方が、A社の提示金額より5%ほど安い。両社ともこれ以上の価格のネゴはできないとのこと。

A社は、地元でも老舗に当たる工務店で、戸建て住宅での実績が豊富であり、B社よりも企業規模が大きく、真摯に住宅建設に取り組んでいる会社である。
B社は、創業は比較的新しいが、事務所、店舗、工場、一般住宅などと幅広い実績があり、技術力も高く評価できる建設会社である。

私の事務所の基本設計時に検討した概算予算ではB社に近かった。
この5%の差額は企業規模の経費と、B社の頑張りであり、その内実をお施主さんに伝えて承知してもらった。
私は、大きい差額だし概算予算を考慮してB社を推薦した。
しかしお施主さんが選んだのは、A社だった。その理由は、一生に一度の高い買い物だけに、木造住宅での実績が豊富なA社に頼みたいとのことだった。

ハウスメーカーや建売業者の工事見積書は、自前の仕様・仕上げが決まっていて、建物面積や高さなどの基準数値を入れれば、比較的容易に作成可能なのが一般的であり、これは大手でも中小でも大体同じ様相だと思う。その根拠が不明瞭である場合が多いのもこの手の見積書である。
しかし、私どものような専業の設計事務所が、オーダーメイドの住宅設計をした場合の見積作製は、積算担当者が相当な手間と時間を掛けてまとめられるものである。仮に費用を計上すれば恐らく10~20万円くらい掛かってしまう大変労力が必要な作業だ。

私としては、両社ともお付き合いがあるので、金額で判断したかったが致し方ない。
今回のB社のギリギリの金額提示が有難かっただけに、断りの連絡をするのに気が重かったが、B社社長に事情を説明しお詫びを入れた。

来週には正式な工事契約を結び、月末に工事着工の運びとなる予定となった。


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ナベサダ屋外ライブ


日曜日に、縁があって「渡辺貞夫コンサート イン 木更津」という屋外ライブのチケットが、幸運にも手に入ったので行ってきた。

木更津ゴルフクラブというゴルフ場の10番ホールに仮設ステージが組まれ、時間通り18:30に演奏が始まった。
渡辺さんのコンサートは、5年前のクリスマスコンサート以来だった。
少しふっくらされて様に見えた…しかし、相変わらずお元気で、パワフルな演奏で、素晴らしいステージだった。
地元の中学校、高校の合唱部の生徒さん70名との協演も良かったが、もっとも盛り上がったのが
パーカッションチーム「エスコーラ・ジャフロ」との協演だった。

この
エスコーラ・ジャフロという学生チームは、渡辺貞夫さんの地元栃木で、直接指導してるドラムチームだそうで、リズム感の良さあり、迫力、パフォーマンスもある。何よりもリズムと音がアフリカのイメージに溢れていて思わず体を動かしたくなる。
最後は観客総立ちで大興奮の中ライブは終わり、打上花火で締められた。

屋台が出ていて、生ビール飲みながらのナベサダのライブが楽しめる…何とも贅沢な夏の夜になった。

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木更津GC http://homepage2.nifty.com/kisarazu-gc/
エスコーラ・ジャフロ http://www.sadao.com/javajazz/02.html


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暑中お見舞い!


2日土曜日に千葉市民花火大会が事務所側のポートタワーで開催された。

日中は仕事で出勤していたが、3時を過ぎる頃には外がざわめいてきている感じがして、妙にソワソワしてくるものである…(笑

折角の地の利があるから、子供たちを連れて、車も事務所の駐車場に入れて、歩いて打ち上げ会場側まで行く。
子供のお供じゃなく、浴衣姿のおネーちゃんと一緒なら粋なんだけどな~などといい年して馬鹿なことを考えながら…(苦笑


千葉市のこの花火は、8,000発と比較的少ないが、19:30~20:45の間に間髪入れずに打ち上がるのが気に入っている。
以前は、JR京葉線から海側は車両進入禁止だったはずが、民間のマンションが増えたためか?中央郵便局も民営化になったせいか…交通規制はあるものの自動車の通行が多く、ちょっと水を差されたように感じた。

コンパクトデジカメで撮った画像だが、少しでも涼が伝われば幸い。

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