建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
上棟式と餅投げ
先週日曜に、千葉市内の二世帯住宅建設の上棟式があった。
お施主さんの希望で、上棟式に続き餅投げをした。
最近はほとんど行うことがなく、自分が直接担当する物件では初めての経験だ。



私が子供の頃は、近所の家の「建て前」ある時は、棟上げの後に大工の棟梁や鳶の親方が棟に上がり威勢良く餅や賽銭を投げ、子供も大人もたくさんの人が奪い合うように餅や賽銭、菓子類を拾ったのを思い出す。

お施主さんは私と近い年齢で、子供の頃やはり近所で「建て前」があったときはよく餅投げもあり、それを心待ちにし、とても嬉しかった思い出があったとか。
それでご自分が家を建てる時は餅投げをしたいと考えていたようだ。
ご自分の子供の時のように近所のお子さんにもその感動を是非味わってもらいたいという願いから。


当日は午後からの予定だったが、生憎の小雨で、予定の変更などあったが、近所の方がたくさん集まって開催を待っていた。
餅や賽銭をもらった子供たちからも「おめでとうございます!」「ありがとう!」の言葉に、温かい気持ちをもらった。
そしてお施主さんとご家族の方の安堵の笑顔を見て、こちらまで福をいただいた気持ちになった。
感謝感謝である。


式の後は、現場で仮設の席を設けて、直会を開いていただいた。
宴席の締めに鳶の親方が「木遣り」を謡ってくれた。立派な木遣りだ…久しぶりに聞くこれも感激だった。


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最後に、式典の企画、実行を一手にされた佐久間工務店さん、ご苦労様でした。お施主さんのために、いい住まいをつくりましょう!

この「真砂の家は」現場見学ができます。
がっちりした構造と高断熱・高気密の施工をご覧ください。
ご興味のある方は事務所Websiteよりご連絡ください。


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自由が丘でサンバ
先日の「鳥へいビル」引渡がすんでから、店主より打上に誘われた。

メンバーは店主夫妻と、この設計案件の紹介をしていただいた知人夫妻。そして私。
事務所担当者も参加予定であったが、急用で欠席。その空いたところにお店の従業員が飛び入り参加の都合6人。
7時に店を予約してあると聞いて、現場で諸手続を終えて、言われた店に行くと…
なんとブラジルレストラン!てっきり和食系のお店だと思っていたので、かなり面食らった…(笑

「ブラジル サンバ パティオ」という、生バンドがあって、サンバのショーのあるレストランだった。
コース料理をいただいたが、パステルという中に肉などのアンが入ったパンのようなものが旨かった。
またスペアリブ、豆料理、カレーなどどれも美味かった。
ただ、やはりオーダーなどはアバウトなのか…料理が出てくるのが遅くて、ビールで腹満タンになってしまったが…(苦笑

ちなみに、この店のオーナーは日本人で、何十年も前からこの地で営業してきたとか…
日本のサンバ発祥の地だと宣伝していたそのオーナーは何と80半ばの元気なお婆さんである!


食事が一通り済んだ頃に、メインイベントのサンバが始まった。
4人の踊り子がカラフルな衣装に着替えてサンバを踊る。
最後はお客も混じってよく分からないリズムでダンス…ただただ苦笑!


この引渡の夜、久しぶりにリラックスした楽しい一時を過ごすことができた。
鳥へい店主の粋な計らいに感謝!!

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引渡し
先週末、自由が丘の「鳥へいビル」の完成引渡ができた。
何とかギリギリ間に合わせた!って感じのドタバタだった…(苦笑
まぁ、未成工事や手直し修正個所は天こ盛りだが、22日の開店にはどうにか間に合うギリギリのタイミング…ひとまずホッとしたところ。

今回の工事に当たって、施工を担当した地元の(株)高橋工務店には本当に感謝。現場代理人をはじめ、各施工業者の担当者、職人さんには、本当にお世話になった。
改めてこの場を借りて御礼申し上げます。


とにかく狭く、近隣ビルとの境界が微妙な工事現場だった。
設備配管や空調機の越境があるし、不明な水道管などが敷地内を通り、このビルの水道管自体も不明…水道局も曖昧…結局現場で一本一本調べて大幅な変更となった。

外壁の型枠も狭くて足場が組めないので、仮設鋼板を型枠代わりとし、そのまま仕上げとした。
仮枠大工さんも未経験のことで、気苦労と多くの手間を掛けて見事にこちらの意を汲んだ型枠が組み上がった。

半年の工期だったが、事故もなく上手く収めてくれた。
ただ、ただ感謝!


開店は予定通り、22日(水)16時から。
とりあえず、お祝いに駆けつけることにしている。


竣工写真は後日事務所WebSiteにUP予定。
先ずは、先日の引渡時の部分的なカットを披露。


1階天井納まり

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階段見下げ

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屋上点検口から見下げ
真下は2階パントリーシンク、画像上部はダムウェーターの昇降路、右は天井裏収納口
この狭い空間に機能満載!


鳥へい 
東京都目黒区自由が丘1-12-4
電話:03-3718-6814
営業時間16時~24時(日曜日定休)


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住宅瑕疵担保責任保険の配筋検査に立ち会う


ちょっと長くて難しいタイトル。
この保険はこれまで、個々の住宅を建設する際に工事施工者やハウスメーカーなどが任意に加入していた制度である。
任意だけに、加入率はかなり低かった保険制度である。
私どもの事務所の物件でも、この保険を掛けた工事の例はこれまでない。
http://www.how.or.jp/kasitanpo/index.html

この瑕疵担保保険が、来年10月以降に完成する物件から、住宅瑕疵担保履行法という制度により加入が義務化される。
ご存知の通り、05年に起きた耐震偽装事件によって、売り主の瑕疵担保責任が問われたことから定められた制度で、引き渡し後10年間の工事の瑕疵を補修する資金を確保するためのものだ。
保険加入者は、マンションデベロッパーやハウスメーカー、あるいは戸建て建売業者や工務店などの、住宅取得者と直接工事契約、あるいは売買契約を結ぶ住宅を供給する事業者に科せられる。
自動車の自賠責保険を考えると分かり易いかと思う。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20080924/526467/


さて、先月着工した千葉市内(真砂)の二世帯住宅では、強制加入期間に先駆けて、この保険に加入することを工事契約条件に入れた。
http://atelier24blog.blog91.fc2.com/blog-entry-138.html

この保険に加入するための企業審査もあること。
また、昨今の建設業、不動産業界の不況に加えて、建材費の高騰があり、どのような施工会社であっても、この先10年以上健全に存在しているとは言いきれない怖さがある。
そこでお施主さんと協議して13~15万円前後の負担になるけど、安心料と考えて契約条項に入れることとした。


さて、現場検査である。
この保険には、設計施工基準という指針と、現場検査があり、確認申請制度とは全く別の基準と検査がある。
戸建て住宅の検査は、2回。基礎配筋工事完了時と躯体工事完了時(木造の場合は、柱、梁が組み上がった上棟を経て筋違などの軸組が出来た時点)。

今回は、基礎配筋検査である。
確認検査や住宅金融公庫の検査をイメージしていた自分としては、かなり細かい検査内容だったので、少し驚きでもあった。
(もちろん事前に事務所検査をした上でのことだから指摘を受けることは無かった)


ただ、検査では鉄筋の規格やコンクリートの品質については、確認も無ければ資料の提出も必要ないとのこと…。
折角の担保責任保険による検査である、もう少し細かくチェックできるようになれば、新たに住宅を所有する消費者にとって、かなりメリットが大きい制度になるだろう。
責任が曖昧な割に、重箱を突くような細かな審査になってしまっている確認申請制度よりもずっと有効な制度だとも思う。
行政の建築許可は本来、面積や高さ、近隣周囲に与える影響などをチェックすれば良いはずで、建築物の個別の性能評価は、このような保険会社が保険の内容によって厳しく判断すべき内容だと思うのだが…。

これからの制度の充実と運用改善を願いながら、大して効果が望めない確認申請制度の見直しの必要性を改めて感じた次第だった。


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この「真砂の家」は、今月末に上棟予定で、11月上旬には構造見学会を行いたいと考えています。
詳細は後日お知らせしますが、ご興味のある方はアトリエ24のWebSiteから連絡ください。

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職人さんが1平米に1人!


自由が丘の焼鳥屋「鳥へい」の工事が、いよいよ大詰めに。
今日の午後から現場に打合せを兼ねて確認に行ってき来た。

店舗自体が狭小であるから、ここに来て造作大工、建具、ペンキ、金物、電気、空調、衛生などの職人さんが所狭しと作業している。
さらに厨房屋さんや別途工事業者などが原寸を計りに来たりして、入れ替わり立ち替わり…

まだ3時過ぎだと言うのに、ペンキ屋さんなどは人が多すぎて仕事にならないから、あきれ顔で早退してしまった…(笑

それにしても、こんなに小さい店舗なのに、現場に顔を出すと次から次へと質疑が飛んでくる…
「カウンター上部のダウンライトがエアコンの冷媒管にあたり、取り付かないですが?」
「ここのコーナーのペンキ塗り分けはどうしますか?」
「ビールサーバーの配管は露出でも良いですか?」
「原設計にある2階客席のスポット照明は廃盤のようなので別の機種を指示ください」
「消防検査の日時ですが、延ばせますか?」
こっちも目が回りそう…(苦笑

それでも、外部の足場が外れて、イメージ通りのファサードが突如現れた。
現場に来ていたお施主さんの満足げな顔を見ることが出来て、ホッとした気持ちを得て事務所に戻ることとした。


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さて、前回のブログでも紹介しましが、開店日時は今月22日(水)16時~です。
どういう訳か、特別に開店を広告しないけど、takezo!さんのブログには開店日時を載せください、との店主からのご要望。
と言うような事情ですので、みなさんよろしくお願いします!



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