建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
旭市に応急危険度判定に行ってきました
27日、28日の両日、旭市に被災建築物の応急危険度判定に参加してきました。旭市から千葉県経由で建築家協会(JIA千葉)に依頼がきて、その要請を受けてのことです。
実は21日、22日に行く予定でしたが、生憎の雨で旭市から延期の指示があり、再度スケジュールの調整をつけて参加した次第です。

応急危険度判定とは大地震や余震により被災した建築物を調べ、その後に発生するさらなる余震などによる倒壊の危険性、外壁、看板や窓ガラスなどの落下、付属設備・機器の転倒・落下などの判断を行うことです。

旭市応急危険度判定
津波で玄関や窓が破壊されている民家。この周辺では高さ1.5m程だった模様。

震災直後は、沿岸周辺地域の津波による被害が大きく、瓦礫などが散乱していてまずはその片付けに追われていたようで、少し内陸の液状化による被害建物が先に調査したようです。
私が行った両日は、沿岸地区の主に津波被害による調査になりました。
旭市には早くから大勢のボランティアが支援活動したようで、道路や公共施設の駐車場等はかなり片付いていました。22日も日曜日だったこともあり多くのボランティアを見かけました。
また、被災後2週間を過ぎて大きく被害を受けた小さな住宅などは既に解体済のところもありました。


被災状況ですが、私が調査判定した地域では、やはり津波よる床上浸水によるものが多く、構造的な損傷を受けている家屋は一部でした。
地震の揺れによる被害は一部液状化などによる影響で、基礎が沈下したり、損傷なども見受けられました。やはり水田近くの低地に盛り土したような地盤の上に建っている家屋に被害がありました。


旭市応急危険度判定
基礎から上部構造が大きくずれて傾いた長屋。右側家屋とも構造的に分断されている。危険判定の赤紙が貼られている。


今回調査で各家屋に行き、調査と判定の説明をすると、多くの方から、うちはまだ被害が少ない方だから仕方ないという声を聞きました。水に浸かった家財道具を片付けながらです。
そして、津波で家族を無くされた方や、津波から逃げて非難していた時に、空き巣に入られて現金、貴金属、車まで盗まれた方もいました。あまりにも気の毒で何と声を掛けたらいいのか分からない状況にもなりました。

旭市応急危険度判定 海辺に面した危険判定の民宿。津波によって構造材が破断し、外壁も著しく損傷している。

旭市応急危険度判定 河川沿いのアパート。津波により護岸が崩壊し、杭基礎が露出している。


一組3人の単位で調査判定をしたので、一日に40~50戸ほど判定が終了しました。
被災建物うち、住宅やアパートなどの家屋は全壊、半壊を含めて2000棟を越える被害との報告です。
まだ正式な数の発表はありませんが、30日の時点で調査家屋は概ね調査判定済とのことで、旭市での応急危険度判定はひとまず終了し、今後は建築相談などの支援活動が主になります。
一日も早い復興を願わずにいられません。できる限り協力していきたいと思います。


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徐々に、いつも通りに
松波の家

余震が続き、原発事故の心配、計画停電の影響など…まだまだ大変な状況です。
でも被災を免れた私たちができるだけ早く落ち着くことが被災地と被災された方々、そして日本が元気を取り戻す力になるのではないでしょうか。

昨日「松波の家」の建て方を行いました。
1日予定を延ばしましたが、我々のできることから徐々に始めたいという現場の声から動き出しました。
諸般の事情により当日朝からクレーンが使えず、計画停電もあるなかで、ほとんどが人力による建て方でした。
それでも、現場監督を始め各職人が冗談を飛ばしながら、チームワーク良く組み上げていく様は、見ていて頼もしくもあり、道行く人にもいくらばかりかの元気を与えてくれたと思います。

松波の家


松波の家


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液状化の爪跡
連日、甚大な被害が報道されています。
息を飲み、絶句するばかりで…建築を設計する者として遣り切れない気持ちがますます大きくなってきています。
改めて被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

液状化


液状化

一昨日の日曜日は、事務所の片付けや情報収集など得るために出社しました。この3日間はチャリ通です。
午後に「香澄の家」を見に行きました。液状化の被害が凄いとの連絡を受けていました。
幕張新都心を抜けて行くと、電柱が傾き、歩道に浮き上がった砂が堆積した被害が増えてきます。
稲毛海浜公園、幕張海浜公園など軒並み進入禁止になっていました。
マリンスタジアムもその広場の被害が大きく閉鎖されています。


液状化

幕張メッセ前を抜けて免許センター前から湾岸道路を越えて習志野市へ。
そこまでの道のりでは同じ様な歩道を中心とした被害でしたが、様子は一変します。
幹線道路にも路面にクラックが入るところが目につくようになり、歩道上はブロック塀などが倒壊しています。幹線道路から一歩中にはいると、路面は砂の山、山、山。多くの方がスコップを持って砂を移動させています。ちょうど雪かきのような…
「香澄の家」施主も同じように作業をしていました。
声を掛けると、「もう、見ての通りです!」「凄まじい力が働いたようで、地域全体が動いたか移動したような感じ…」「家の方は家具一つ、食器一つ倒れず被害は無いようです」というような話がありました。ただこの家もバス通り側の境界部分が歩道の沈下によって崩れ、フェンスが傾きました。


液状化

周囲の被害状況を歩いて見て回りました。
ブロック塀の類は半数以上が倒壊し、多くの家屋自体も大なり小なり傾いているように見えます。
明らかに地盤から浮き上がって傾いた新しい家もありました。何だか平衡感覚がおかしくなったように感じました。
未だに上下水道、ガスが不通のようです。トイレも近くの公園の仮設トイレを利用しているとのことで、早期の復旧が待たれます。

液状化はこの地域以外にも浦安でも大きな被害はを出しているようです。
ある程度は予想されたこととは言え、その予想を遙かに超えた被害を目の当たりにすると、建築家として建築を造る側の人間として大きな衝撃を受けました。




政府、自治体、その関係機関には、とにかく被災された方々の救護、救援を最優先に対応していただきたいと思います。
そして、ライフラインの早期の復旧を、被災建物、施設の直しを急いで欲しいものです。
私もできる限りの協力をする所存です。こんな時だから被災を免れた人が頑張って助け合いましょう。


追記。
習志野市のHP。ならしのNOW「東北太平洋沖地震情報について」

http://www.city.narashino.chiba.jp/narashino_now/index.html



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みなさんご無事ですか?
大惨事

甚大な被害が起きてしまいましたね。
想像を絶するようなたくさんの映像を見ていて言葉がありません。
地震のエネルギー、津波の恐ろしさを、改めて思い知らせれました。

亡くなった方々に心よりお悔やみ申し上げます。
そして被災された方々、お見舞いもう上げます。

ちょうど1日前に事務所にいて、これまで経験したことのない揺れに大変な恐怖を感じました。
ラックからは、書籍やファイルなどが飛び出し散乱しました。
階下からは悲鳴が上がり、皆一斉に外に非難しました。

多分、2度目の大きな揺れの時には、千葉港のJFE敷地内で火炎が上がっていたと思います。
その1時間後にドーンという爆発音がしてかなり火の勢いが上がったようでした。
今は火の色は見えませんが、薄い煙に包まれています。

東北地方を含めてまだまだ被害が増大しているようです。
できるだけ早い救援と被災された方の安全な場所への移動ができますよう願います。



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サイドカー
サイドカー

今朝事務所に出勤する際に見かけたサイドカーを付けたヤマハのバイク。
車のミラー越しに写したのでイマイチのカットだけど…格好良いですよね!
今朝は寒かったけど早春の陽射しを受けて余裕を持って走る様に見入ってしました。

サイドカーの中の二つのヘルメットが分かりますか?
きっと大きくなっても特別な記憶として残ることでしょうね。
コーナリングは大変そうでしたが、お父さんライダー、素敵です!

だから何だと言われそうですが、忙しい朝に何か嬉しくなる光景でした。


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