FC2ブログ
建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
宮城、福島の復興を視察してきました(その1)
今回の視察は6月25日~27日でした。
25日は石巻周辺から岩沼、26日は南相馬~いわき、27日は郡山~猪苗代に行ってきました。
なかなか、ブログUPできずにいて気がかりだったのですが、ようやく振り返ることができました。
あまりタイムリーではありませんが記録として記事にしておきます。

JIA(日本建築家協会)関東甲信越支部の住宅部会のメンバー10人が参加しました。
今回のこの視察に協力いただいたのは、手島浩之氏はじめJIA宮城地域会の方々で、
当日も案内同行してもらい大変助かりました。
この場を借りて感謝申し上げます。


先ずは、北上川河口沿いにある「にっこり団地地区」の高台集団移転事業
160702_7.jpg
ここの集団移転事業には宮城地域会の皆さんが大きく関わったもので、他地域の集団移転よりも住民の合意が上手くまとまった成功例です。それでも被災から5年経ちようやく住宅の建設が始まったところでした。
160702_10.jpg
自力再建住宅が先行して工事着工していました。この後に災害復興住宅や集会所の建設が予定されています。


大川小学校跡地
160702_9_20160808171418312.jpg  
生徒84名、教職員とスクールバス運転手12名の犠牲があった小学校。
震災遺構して保存される様です。

160702_8.jpg
卒業生徒たちが作った壁画。宮沢賢治の世界が遺されています。


雄勝地域の復興情報館

160702_3.jpg
コンテナを利用した桂作な建築。
雄勝は地形が急峻で多くの仮設住宅が他の地域に建設されたこともあり、この地に戻って生活を再建する住民が少ないようでもの悲しさを感じました。


女川温泉湯ぽっぽ(駅舎)
160702_1.jpg
坂茂氏の設計で女川町の復興のシンボル的な建築です。。
もっと周囲に開放された施設の方がこの場に合っていた様に感じましたが…

160702_2.jpg
 テナント型商店街として整備されたシーパルピア女川。土曜日と言うこともあってかなり賑わっていました。各建築と建築の繋がり、外部空間の構成が良かったです。


岩沼市玉浦西地区の災害公営住宅

160702_4.jpg

160702_5.jpg

160702_6.jpg
木造の平屋(一部2階建て)を基本として、災害以前の集落単位にまとまって暮らすことで、近所同士の声掛けなどのコミュニケーションが図れるとともに高齢者や子供の「みまもり」にも配慮した住宅となるように整備されています。
86棟210戸に集会場が併設されています。
完成が昨年5月ですから、比較的早い本設住宅が再建されたことになります。


このほか、石巻市内も1時間ほど歩きました。
私は昨年と3年前に訪れていますが、街並みとしてはあまり変わりないようにみえましたが、賃貸や分譲の集合住宅などが建設が進んでいる様で中心部では着実に復興が進んでいるように感じました。

それに比べて、やはり三陸地方はかなり遅れていることを実感しました。
昨年夏に家族旅行で女川から北上、南三陸、気仙沼まで行きましたが、高台移転のための造成工事に時間が掛かっていて、住宅建設が遅れているからです。

結局のところ、自分は何もできず、役に立つことができなかったもどかしさを改めて感じた視察になりました。


by takezo! http://www.atelier24.jp
千葉、東京で住宅設計を行う建築設計事務所




スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック