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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
二つの階段昇降機(つづき)
階段昇降機設置の続きです。
一つは、筆者の実家だったことを前回書きました。

もう一つは、実は筆者の自宅です。
自宅は築8年の2階建て木造住宅です。家族構成は夫婦、子供3人、義母の6人です。
始めから義母との同居が決まっていたので、その配慮をした計画でした。
1階の南向きに義母の寝室を配置し、浴室、洗面、トイレを近接しました。道路からのアプローチも含めてバリアフリーに対応した設計です。
リビングダイニングは明るく開放的でこの家の中心になるよう、階段、吹抜けを介した空間として2階に計画しました。
義母のことを考慮して、将来ホームエレベーターを設置するスペースも計画しました。

住み始めて、しばらくすると義母は元もと膝痛があり、手術することになりました。
手術自体があまり上手くいかなかったようで、その後リハビリに通う状況が続きました。
階段の昇降にも支障きたすようになり、エレベーターの設置を検討しました。

ところが、設計当初に製造販売されていた畳一畳分で設置できるエレベーターが法規制により、設置できなくなっていました。
これには困りました。様々なメーカーからカタログを取り寄せましたが、どうも我が家のスペースにあうエレベーターが無いのです。
そうこうしているうちに義母はいよいよ階段の上り下りができなくなりました。
そこで、階段昇降機の設置を検討しました。
それが、ちょうど、実家の昇降機設置と重なりました。
自宅の階段のスペースにも、やはり実家と同じメーカーの昇降機が一番フィットしました。

レールの曲がりも実家のものと同じ3カ所になりましたが、余裕を持たせた階段だったので上手く設置できました。

これによって、義母は朝昼晩と上下することが可能になりました。
写真は長男が足を骨折したときに都合よく利用できた様子です。

家づくりで大切なことは、将来を見据えて、家族構成が変わることや身体的な負担が生じることがあることに、その都度上手く対応できる配慮をしておくことです。
日頃、住宅相談やセミナーでそのことをアドバイスしていますが、今回の二例を通して実践できたことは、設計者として有り難いことでした。







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テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

コメント
この記事へのコメント
階段昇降機、実家は両方とも1階暮らしなので問題ないですが、将来自宅で自分が必要になるかも~と思って拝見しました。でもうちの階段はtakezo!様宅より狭いような気がするので難しいかも。。。
2018/02/21(水) 07:48:48 | URL | わに #-[ 編集]
わにさん
折れ階段の場合、踊り場のスペースに少し余裕が必要になります。また外側か内側走行かにもかなり違うしメーカーによっても様々です。
まっ、わにさんの場合はあと40年くらい先でしょう(^^)
2018/02/21(水) 12:00:00 | URL | takezo! #-[ 編集]
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